第13回ずん子スタンプラリー決算報告

白石市や東北を元気にしたい！

クラウドファンディングのタイトルは『皆様に育てていただいて10周年 東北ずん子スタンプラリーを今年も開催して 白石市や東北を元気にしたい！』でした。これは第13回東北ずん子スタンプラリー開催の目的です。

今回も、お金の使い方が開催目的に沿っているのかチェックする為に「市内発注率」と「東北発注率」を公開しています。

東北ずん子は東北を元気にするために生まれたキャラクターです。ずん子ちゃんのおかげで全国からいただいた支援金はできるだけ地元で回して、白石市や東北を元気にするために使わなければならないと考えています。

今期は前期と比べると市内発注率が減り（48.0％→41.6％）東北発注率が増え（31.2％→36.4％）その他発注率が少し増え（20.8％→22.0％）ました。原因については各事業毎にご説明いたします。

「市内発注率」白石市資本の事業所や白石市在住の個人に発注した金額ベースの比率

「東北発注率」白石市を除いた東北資本の事業所や東北在住の個人に発注した金額ベースの比率

市内発注率の市内業者判定は白石市資本の事業所や白石市在住の個人に発注した場合のみとしています。それは、その事業所が地元資本でなければ儲けは流出し、継続的な地元の元気につながらないと考えるからです。

スタンプラリー事業

第13回スタンプラリーの認定証発行枚数は過去最高の876枚となり、アンケート回収枚数から想定される参加者数は982人と過去最高の結果となりました。

今回も第12回同様45日間で開催しました。

1日あたりの参加者数も大きく伸びて過去最高の結果となりました。週末だけでなく平日（特に月曜日）の参加者が大きく伸びた印象です。今回は月曜日定休のスタンプ設置店がありませんでしたので、その影響もあったものと思われます。

今回のスタンプラリー事業はクラウドファンディングの支援額がほぼ前回同額であったので参加者は第12回から微増と予測し準備を進めてまいりました。しかし、前回比約38％増の参加者になったために景品費が予算から225,699円増の698,159円となりました。景品のほとんどは市内発注なので、結果的に市内発注率が上昇しました。

今回もスタンプラリー事業で最も大きな支出はスタンプラリー事業費-コンテンツ制作費で前回に比べ約25％増の947,080円でした。これは等身大パネル絵師の皆様に発注したイラストの製作費が含まれる為で前回よりイラストの発注単価を増額したことが決算額増の主な理由です。

なお、等身大パネル絵師さんの採用基準に居住地域は含まれませんので、市内発注率が下がる傾向があります。白石市や東北を元気にするために全国からいただいた支援金はできるだけ地元で回すという方針はあるのですが、東北ずん子を盛り上げようとしている絵師さんに住んでいる地域は関係無いという判断からですので、ご了承ください。

景品費とコンテンツ制作費の増加によってスタンプラリー事業は約29％増の2,166,753円が決算額となりました。

クラウドファンディングの目標金額が2,800,000円でスタンプラリー事業の決算額が2,166,753円ですので約77％をスタンプラリー事業運営のために使用したことになります。これは前回に比べ10％も増えているのでクラウドファンディングの目標金額の上方修正を検討する必要があります。

ネクストゴール事業

前回からクラウドファンディングの第二目標以降の追加事業とスタンプラリー事業本体を分けることでネクストゴールの目標金額設定の妥当性も評価しています。

ネクストゴール事業は下記の2つになります。

• 第二目標　白石城内で等身大パネル展の開催
• 第三目標　ずんだもんバスラッピングの寄贈

ネクストゴール事業では最も大きな支出はネクストゴール事業費-製作費の110,000円でした。こちらはバスラッピングの費用になります。

今回は追加事業が少なかったこともあり、ほぼ予算通りの決算になりました。

クラウドファンディングの第二目標～第三目標まで500,000円の金額がプラスされネクストゴール事業の決算額が163,560円ですので約33％がネクストゴール事業運営のために使用したことになります。これは前回よりも21％も減っており、結果的にネクストゴールの金額プラス分をスタンプラリー事業に回して景品費増加分を補填した形になりました。

リターン費

今回のリターンでは地元の工芸品や白石城とのコラボによる新たな返礼品を作成することができ、数量限定プランが初めて完売したことが大きな成果でした。

リターンの市内発注率（65.9％→63.0％）、東北発注率（25.1％→24.5％）は大きな変化はありませんでした。

最も圧縮しなければならない科目リターンの発送費（71,014円）は昨年比39％減となりました。前回はリターン発送を2回に分けたことによるコスト増がありましたが、一昨年と比べても25％減なので返礼品をコンパクトにしたことが発送費減につながりました。

クラウドファンディングの支援総額が3,741,312円でリターン費の決算額が923,878円ですので約25％がリターンの作成、発送のために使用したことになります。昨年に比べ約10％もリターン費の比率が落ちたことになりますが、これは高額プランを廃止し、低価格帯のプランで多くの支援者の皆様に支えていただくように方針を転換したことによるものです。

高額プランを廃止したことにより目標金額達成は難しいものにはなりましたが、今後も低価格帯～中価格帯のプランを中心に多くの支援者によるCF達成を目指していきたいと思います。

イベント事業

イベント事業は2023年3月18日にパシフィックホテル白石さん主催で開催したずんスタ★バザールinパシフィックホテル白石に関する事業になります。その他事業同様にクラウドファンディングの支援金を使用しない事業になりますが、費用負担は主催者のパシフィックホテル白石さんであるため、その他事業と切り分けました。

サークル参加費の収入やお弁当代、会場設営費に関わる部分はパシフィックホテル白石さんが管理されたため、イベント事業の費用には含まれません。ポスター、当日の配布チラシ、出展者パス、等身大パネルの作成に関わる費用になります。

当日の入場者は季節外れの雪が降り、来場者減が予想されましたが約100名が来場し、第1会場「パシフィックホテル白石1F」第2会場「壽丸屋敷」だけでなく、白石駅周辺のスタンプラリー参加店にも回遊していただき盛り上がりました。イベント終了後、アフターパーティーも開催され約30名が参加しました。

サークル参加者は32スペース、21グループと定員に達しました。

2024年3月16日にずんスタ★バザールinパシフィックホテル白石Ⅱの開催が予定されています。反省点を次回に活かしたいと思います。

その他事業

その他事業は、クラウドファンディングの支援金を使用しない事業になります。基本的にはその他事業で得た収益で事業を実施しています。詳細は下記の通りです。

抱き枕カバー販売

第12回東北ずん子スタンプラリー終了後、2022年10月にずん子部屋2022モデルの抱き枕を販売しました。東北ずん子13枚、東北きりたん23枚、東北イタコ12枚、合計48枚販売しました。抱き枕カバーの収益はずん子部屋2023の費用に充てられました。

こけしコンクール等イベント参加

全日本こけしコンクール3日目の2023年5月5日に東北ずん子等身大パネル展を開催しました。当日は限定缶バッジガチャを設置しました。缶バッジは48個作成し完売しました。

第13回東北ずん子スタンプラリー開催期間中の2023年6月29日に百白まつり夏の陣が開催され、東北ずん子スタンプラリー実行委員会として、すまiるひろばにブース出店しました。当日はグッズの委託販売、東北イタコ生誕祭2023限定缶バッジガチャを設置しました。缶バッジは79個作成し完売しました。

ずん子部屋2023

第13回東北ずん子スタンプラリーのテーマは「昭和・タイムトラベル」でした。そのテーマに沿った部屋にするために、絵師の皆様にご協力いただきイラストを配置しました。ずん子部屋はパシフィックホテル白石さんの事業ですので、クラウドファンディングで集めた費用を特定のスタンプ設置店の事業に使う事は適当ではありませんので、抱き枕カバー販売の収益金を使い、その他事業費で実現させました。また、ずんだの香湯入浴剤の追加作成も行いました。

交通安全マグネット作成

白石警察署様よりお声がけいただき、交通安全マグネットの制作に協力しました。詳細は下記記事をご覧ください。

交通安全マグネット制作に協力しました

東北ずん子スタンプラリー実行委員会が制作協力をしました交通安全マグネットの贈呈式が本日（2023年8月10日）白石警察署で行われました。...

fuboh.jp

上記の4つの事業以外では、第1回東北ずん子×白石市 ふるさと納税の費用不足分55,255円を繰り出しました。

繰越金について

前期繰越金は404,561円、今期繰越金は426,417円になりました。今回は繰越金に大きな変化はありませんでした。

決算書

2022年10月1日～2023年9月30日

※予算額はクラウドファンディング終了後の補正予算額です。

収入の部

支出の部

収支差額