第9回ずん子スタンプラリー決算報告

スタンプラリーを開催して白石市や東北を元気にしたい!

クラウドファンディングのタイトルは「東北ずん子のスタンプラリーを来春も開催して白石市や東北を元気にしたい!」でした。これは東北ずん子スタンプラリー開催の目的です。

お金の使い方が開催目的に沿っているのかチェックする為に前回に引き続き今回の決算も「市内発注率」「東北発注率」を公開しています。

そもそも東北ずん子は東北を元気にするために生まれたキャラクターです。ずん子ちゃんのおかげで全国からいただいた支援金はできるだけ地元で回して、白石市や東北を元気にするために使わなければならないと思います。

「市内発注率」白石市資本の事業所や白石市在住の個人に発注した金額ベースの比率

「東北発注率」白石市を除いた東北資本の事業所や東北在住の個人に発注した金額ベースの比率

市内発注率の市内業者判定は白石市資本の事業所や白石市在住の個人に発注した場合のみとしています。それは、その事業所が地元資本でなければ儲けは流出し、継続的な地元の元気につながらないと考えるからです。

スタンプラリー事業

第9回のスタンプラリーは認定証発行枚数は過去最多の476枚となったものの、アンケート回収枚数から想定される参加者数は544人と前回を下回り過去2番目の結果となりました。

支援者の皆様をはじめとする東北ずん子ファンの方々の参加者数はむしろ増えているのですが、白石市内の親子参加者、仙台在住の10代~20代の方々が減少したことが大きいことがわかりました。運営側としては下記が主な要因だと考えています。

内的要因

  • 選挙というテーマが小学生の興味をひかなかった(白石市内小学生参加者減)
  • EBeanSがスタンプ設置店から外れた(仙台参加者減)
  • スタンプ3個で景品→5個で景品にルール変更(観光客の参加者減)

外的要因

  • 3連休が無かった
  • 期間中、白石市の観光客が少なかった(桜の開花が早かった事が影響か)

もちろん、参加者数の寡多が全てではありませんが、参加者全体のバランスを取る必要があると考えますので次回に向けて改善をしていきます。

前述の参加者数減により、参加者特典の追加補充分として確保していた予備費がそのまま残った形となり、次期繰越金は173,963円となりました。この繰越金は次回スタンプラリー開催資金の一部といたします。

スタンプラリー事業で最も大きな支出はスタンプラリー事業費-景品費になります。前回に比べ約6割増の500,860円(市内発注率81.9%)でしたが、これにより味噌羊羹りんご羊羹、そしてずんだ飴を開発することができました。ずんだ飴を作った蔵王の昔飴本舗さんは小ロットで飴を作る事ができるのですが、それでも1ロット数千粒なので今回のスタンプラリーのようなまとまった発注が無ければ開発が進まないところでした。味噌羊羹、りんご羊羹も景品としての発注前提での開発となるので開発側の負担も小さく、さらにスタンプラリー参加者の皆様から感想もいただけるので一般販売に向けて参考になります。

地元に発注することにより商品開発を促し、スタンプラリー期間以外でも地元を元気にしていく商品やノウハウを残すことが東北ずん子スタンプラリーの重要な狙いの一つなので、今後も重点的に予算配分していきたいと考えています。

自転車寄贈事業

クラウドファンディング第2目標を達成したためレンタサイクル1台寄贈することができました。この事業は東北ずん子のホイールカバーを装着した自転車を寄贈するという前例が無い内容だったにも関わらず白石市内発注率67.5%、東北発注率25.8%となり、結果としてホイールカバー製作、装着のノウハウを地元企業に残すことができたことは大きな成果だと考えています。

イベント事業

クラウドファンディング第3目標を達成したため2018年4月7日にホワイトキューブで「春のずんずんカーニバル」を開催しました。この事業は大半が会場設営費(257,055円)となり、特に音響、照明に大きな費用がかかっています。

当日の入場者は約100名。一般入場者が23名でしたので支援者の皆様は約70名だったと思われます。仮に70名だとすると支援者の皆様の出席率は約50%となり、支援者の半数が白石に集結した事になります。結果として開催日4月7日、翌日8日はスタンプラリー参加者が期間中最多となり、スタンプ参加店の満足度も非常に高い2日間でした。

しかし、定員600名のホワイトキューブコンサートホールで100名という人数は多い人数ではなく、人が少ないことでホールの残響音を酷くさせてしまう事にもつながってしまいました。第3目標達成がクラウドファンディング最終日ということもあり、その後の準備も後手後手に回ってしまい、支援者の皆様以外へイベントの内容を伝える事ができなかったことも原因と一つと考えています。

今回、会場のホワイトキューブの可能性を感じることができ、多くの参加者の皆様からご意見を頂戴しました。この経験を踏まえ、次回開催することがあれば限られた予算の中で今回以上の成果を上げることをお約束いたします。

リターン費

リターンに関する費用の9.7%は発送費(59,591円)になります。発送費は支援者の皆様へお送りするリターンの製作費用やスタンプラリー事業の費用を圧迫し、地元資本の会社に発注することもできない為、クラウドファンディング的にも東北ずん子スタンプラリー事業目的としても最も圧縮しなければならない科目です。

しかし、ネックストラップの欠品により約8,000円分の追加発送費用をかけてしまうことになりました。この件は今回の決算において最も反省しなければならない点です。今後はこのようなことのないよう管理を徹底してまいります。

その他事業

その他事業は、しろいし産えだまめ応援仙台アニメフェス参加小十郎の郷での缶バッジガチャになります。この夏も引き続き、東北三姉妹総選挙のずん子さんの公約でもあった「しろいし産えだまめを全力で応援」を進めていきたいと思います。

決算書

2017年5月10日~2018年5月18日

※予算額はクラウドファンディング終了後の補正予算額です。

収入の部

科目 予算額 決算額 差異
寄付金収入 1,959,063 1,968,063 -9,000
会費収入 15,000 15,000 0
事業収入 108,600 173,183 -64,583
受取利子 0 1 -1
繰越金 17,588  17,588 0
合計 2,100,251 2,173,835 -73,584

支出の部

科目 予算額 決算額 差異 市内
発注率
東北
発注率
その他
スタンプラリー事業費 イベント費 296,594 215,368 81,226 100.0% 0.0% 0.0%
景品費 381,282 500,860 -119,578 81.9% 9.6% 8.5%
コンテンツ
制作費
113,000 116,100 -3,100 39.7% 60.3% 0.0%
広告宣伝費 0 1,200 -1,200 100.0% 0.0% 0.0%
通信費 6,458 4,607 1,851 0.0% 0.0% 100.0%
交通費 0 740 -740 0.0% 0.0% 100.0%
雑費 108 1,180 -1,080 0.0% 100.0% 0.0%
小計 797,442 840,063 -42,621 80.1% 14.2% 5.7%
自転車寄贈 消耗品費 64,210 66,992 -2,782 67.5% 25.8% 6.7%
小計 64,210 66,992 -2,782 67.5% 25.8% 6.7%
イベント事業費 会場設営費 253,240 257,055 -3,815 22.3% 77.7% 0.0%
景品費 0 5,004 -5,004 22.3% 77.7% 0.0%
印刷製本費 5,000 1,190 3,810 100.0% 0.0% 0.0%
業務委託費 20,000 0 20,000
著作権使用料 1,680 10,540 -8,860 0.0% 0.0% 100.0%
発送費 0 2,704 -2,704 0.0% 0.0% 100.0%
旅費交通費 80,000 80,000 0 25.0% 0.0% 75.0%
雑費 0 2,478 -2,478 55.9% 39.2% 4.8%
小計 359,920 358,971 949 22.6% 57.0% 20.4%
リターン費 会場設営費 0 1,220 -1,220 100.0% 0.0% 0.0%
製作費 529,150 545,117 -15,967 99.0% 1.0% 0.0%
梱包資材費 0 569 -569 0.0% 100.0% 0.0%
業務委託費 9,000 9,000 0 100.0% 0.0% 0.0%
発送費 63,870 59,591 4,279 0.0% 0.0% 100.0%
小計 602,020 615,497 -13,477 89.3% 1.0% 9.7%
その他事業費 製作費 95,055 101,305 -6,250 54.9% 45.1% 0.0%
コンテンツ
制作費
15,000 15,000 0 0.0% 100.0% 0.0%
交通費 1,720 1,720 0 0.0% 0.0% 100.0%
雑費 324 324 0 0.0% 0.0% 100.0%
小計 112,099 118,349 -6,250 47.0% 51.3% 1.7%
予備費 164,560 0 164,560
合計 2,100,251 1,999,872 100,379 70.3% 20.4% 9.3%

収支差額

予算額 決算額 差異
収支差額 0 173,963 -173,963