東北ずん子スタンプラリーに関わる人たちはずん子スタンプラリーの他にも地域のイベントに数多く関わっています。かく言う事務局の私もいろいろと他のイベントのお手伝いをすることが多いのですが、その経験からスタンプラリーが他のイベントに比べて良いところをまとめてみたいと思います。
スタンプラリーは費用対効果が高い
イベント主催者から見るとスタンプラリーの良いところはスタッフの数が少なくても運営できるところかと思います。東北ずん子スタンプラリーの場合だと、白石市観光案内所の皆さんに景品交換やアンケート収集のご協力いただいていますが、それ以外は各スタンプ設置店にお任せです。それから、スタンプ、チラシ、スタンプカードがあれば開催はできますので費用もそれほどかかりません。第8回東北ずん子スタンプラリーの決算報告を見ていただくとわかるのですがスタンプラリー事業費-イベント費 186,572円でスタンプ、チラシ、スタンプカード等を作成しています。人的なコストも経済的なコストも低い割には効果が高いイベントなので各地で開催されているのだと思います。
スタンプ設置店側のメリット
他のイベントに比べてスタンプ設置店側のメリットは、お祭りのような1日限定のイベントの場合は瞬間的に人が集中してしまって席数の少ない飲食店の場合はお店に入れない人が多く機会損失が大きいのかと思いますが、スタンプラリーのような長期イベントの場合は人数は少ないものの開催期間中は平均的に来客数は増えますので小規模店舗でもメリットを感じやすいと思います。
そう考えるとスタンプラリーはせっかく費用をかけてスタンプ等を準備するなら1ヶ月ぐらいの期間は開催したいですね。運営側も設置店側もメリットを感じられると思います。
お祭り等で1日限定のスタンプラリーが開催される場合がありますが費用対効果が低くなりますので参加料を払ってもスタンプラリーに参加しようという店舗は少なくなります。1日限定スタンプラリーの目的は参加者にイベント会場内を長時間滞在、回遊してもらうことだったりアンケート収集など調査の為になると思うので、経済効果は思ったほど期待はできません。
スタンプラリー参加者は優良顧客である
ずん子スタンプラリーに限ったことでは無いと思うのですが、スタンプラリー参加者の皆さんは几帳面で律儀な方が多いという印象があります。景品の設定次第で多少は変化するかもしれませんが、通常スタンプラリー参加者の目的は景品だけではなく、スタンプを押す事だったり、達成感だったり、旅自体だったり、過程を楽しむ事のできる皆さんだと思います。
ずん子スタンプラリーのスタンプ設置店からは「参加者の皆さんはマナーが良く気分が良い」という事をいつも言われます。商品もなにかしら買ってくれる優良顧客なのです。
しかも、アンケートの回収率は9割を超えています。皆さん律儀なので、きちんとお願いすればほとんどの参加者の方はアンケートに答えてくれるはずです。どんなスタンプラリーであってもアンケートをしっかりお願いして書いてもらうべきです。収集したアンケートは貴重なデータとなることでしょう。
今回はスタンプラリーの良いところをまとめてみました。この記事が好評だったら次回はスタンプラリーの秘訣をまとめてみたいと思います。